その他の作品「梶岡百江」

子守歌
(2006年)
たそがれるころ、町や人や木々や道、事物のすべてが一体となるような感覚におちいる。すべてのものに夜がくるように、心のなかに静かなものが降りてくる。かわりゆく景色のなかで、かわらないと感じているなにかを、そっと絵のなかにやどしたい。だれもがどこかなつかしい場所にかえれるような、大切なものに再会できるような、そんな心にぽっと火をともすともしびのような絵がかけたらと願っている。