その他の作品「寺戸恒晴」

明けの大平桜
(2002年)
寺戸恒晴の2002年の作品。早朝の澄んだ空気の中に立つ大平桜の威風堂々たる姿が画家そのもののように見える。 二〇〇三年四月、本作品が石正美術館に納められ際、寺戸氏はふるさとに帰り、展示された作品をうれしそうに鑑賞した。 東京に戻った直後、散歩中に転倒して床につき、一年余に及ぶ闘病の末、翌年五月三〇日に逝去した。