石本 正の作品

「晩夏」
1994(平成6)年
打ち上げ花火のイメージを重ねて描いた鶏頭三部作の1つ。自身の植物画について、画家は次のように語っている。
「(前略)植物の画を描くとき、必ず中世の教会の燭台が基本の構図になる。私の花の作品の半分以上は燭台の構図のイメージが残る。だから他の人とちょっと感じ方が違う。(後略)」〔「石本正展」1996-97年 図録〕