石本 正の作品

「菊」
1994(平成6)年
石本の家の近所に菊作りの名人がいた。土田麦僊や宇田荻邨にも花を届けている人で、石本の家にも毎年届けてくれた。画家は菊の美しさに打たれ、線香花火とイメージが重なってこの作品が生まれた。
「花火を見ると感動する。その一瞬で消えていくのが好きだ。」(石本正)