インフォメーション

展覧会名

没後10年企画展「石本 正 ヨーロッパ美術の旅―中世を夢みて―風景スケッチを中心に」

会期

2025年12月6日(土)~2026年3月8日(日)

会場

石本正記念展示室

開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで)
※いわみの冬至祭「光の回廊2025」会期中の土曜日(12/6、13、20)は夜間ライトアップのため20時まで

休館日

月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
年末年始(12/26~2026/1/3)

観覧料

一般500円(団体400円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)

主催

公益財団法人浜田市教育文化振興事業団

関連行事

◆学芸員によるスライドトーク「石本正の『ヨーロッパ美術の旅』について」
《日時》2026年2月14日(土) 13:30~15:00
《講師》横山 由美子(当館主任学芸員)
《会場》石正美術館 創作室
※聴講無料

概要

―こうした町を巡り歩いていると、人間が生きることの重さをしみじみ感じてしまう。自然の風景は確かに美しい。しかしそれ以上に美しいのは、長い時間をかけて作られたこうした町の景観だ。私には、ロマネスク美術も、イタリアの町の景観も、つきぬ悦びに満ちて見える。― 石本 正

若いころからフレスコ画やレリーフなどの中世ヨーロッパ美術に憧れを持っていた日本画家・石本正(島根県浜田市出身/1920-2015)。イタリアをはじめ憧れの西ヨーロッパの国々を初めて訪れたのは1964(昭和39)年、44歳の時だった。目に飛び込んでくるロマネスク期やルネサンス初期の素朴で美しいフレスコ画や、中世の人々の息遣いをそのまま残したような地方都市の街並みに、郷愁にも似た共感と衝撃をおぼえた。このときの感動は帰国したのちも心の奥にくすぶり続け、その思いはやがて大都市から小さな村まで各地に点在する中世美術をくまなくめぐるツアー『ヨーロッパ美術の旅』へと発展する。外国語の画集やガイドブックを手に行先を自ら調べ上げ、約20年の間に9回、最大で3ヶ月という長期間にわたって約30名の教え子たちとともにヨーロッパ中をバスで走った。旅のなかでは常に、見たいものへと我先に駆け寄り美に感動する石本の姿があった。
本展では、『ヨーロッパ美術の旅』の道中で描かれた風景スケッチを中心に展覧し、画家の感動の旅の足跡をたどる。


「サン・ミニアート」1988(昭和63)年


「ダロッカ」1980(昭和55)年


「サン・ジミニャーノ」1987(昭和62)年


「サン・ミケーレ像」製作年不詳