石本 正の作品 ←前の作品 次の作品→ 年代別インデックス 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 一覧ページに戻る 「舞妓」 1968(昭和43)年 (第32回新制作協会展出品) ボッティチェルリの『春』は、石本が大好きだった絵である。特に画面中央で踊る3美神の姿に強く惹かれていた。この3美神を自分なりに解釈し、舞妓で表現を試みた作品。背景には木立の風景が描かれている。前年の風景作品の個展の際に自ら目標とした「ボッティチェルリの作品のように人物と風景の統合された構成」がなされ、見事に調和した画面となっている。