本日11月3日（火）より、企画展示室にて「石本正日本画大賞展のあゆみ ―歴代受賞作品展―」が始まりました。

『石本正日本画大賞展』は、当地出身の日本画家・石本正画伯（1920-2015）の功績を顕彰し、未来への希望に満ちた学生の創作活動を奨励する推薦制の公募展として、2011年から開催されてきました。
長きにわたる画業の中で後進の育成にも心を注ぎ、多くの画家を画壇へ送り出してきた石本。「学生の作品には欲が無く気力がある。作家と対象との心の交流があり、見る者に訴えかけてくる」と語り、若い力が生み出す作品の純粋性を愛していました。その精神のもとに、2011年に第1回目にあたる『美術大学選抜日本画展』が開催され、その後名称を『全国美術大学奨学日本画展』『石本正 日本画大賞展』と変えながら、今年度で10年目の節目を迎えました。
その記念としてこれまでに当館に収蔵された受賞作を一堂に展示し、『石本正日本画大賞展』の歩みを振り返ります。学生たちの瑞々しい感性から生まれた作品の数々をどうぞご鑑賞ください。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

◆【企画展示室】「石本正日本画大賞展のあゆみ ―歴代受賞作品展―」
【会期】2020年11月3日（火・祝）～12月21日（月）
【時間】午前9時～午後5時（入館は午後4時30分まで）
【休館日】月曜日（祝日の場合は翌平日休館）
【観覧料】一般600円（団体500円）、高校・大学生300円（240円）、小・中学生200円（160円）