【第7回 石本正日本画大賞展】交流会・授賞式が行われました!🎉

15日、16日の2日間、「第7回 石本正日本画大賞展」受賞者の皆さんをお招きしての交流会および授賞式を行いました。
今年は受賞者10名中7名が来町されました。

1日目は展覧会・天井画鑑賞、授賞式、そして審査員の中野嘉之先生をお迎えしての合同講評会。
午前中は、当館の横山主任学芸員から、石本正の作品や創作姿勢について説明を受けながら、展覧会や塔天井画を鑑賞しました。
その後は普段見ることのできない石本正の膨大なデッサンを収蔵庫に入って鑑賞。皆さん一枚一枚食い入るように真剣に見ておられました。

午後の授賞式はつつがなく執り行われ、講評会では異なる大学の画学生が集まる貴重な機会ということで、学生さん同士どんな技法を使ったか?普段何を描かれているか?など質問しあったり、中野先生の熱い講評に熱心に耳を傾けておられました。

はじめは少し緊張されていた皆さんも次第に打ち解けられた様子で、美術館を出るころには笑顔が見られこちらもほっと嬉しくなりました☺️

2日目は「石州和紙会館」にて、三隅町の伝統工芸品であり晩年の石本正も愛用した「石州和紙」の紙漉き体験をしていただきました。

・和紙の原料の黒い皮を取り除く「そぞり」作業
・水の中で細かな塵を取る作業
・実際に漉いて和紙にする作業

と3つの工程を体験された皆さん。
伝統の技と手作業の大変さを実感しながらもとても楽しんでいただけたようです。
漉いた紙はお土産として持ち帰っていただきました!

今回2日にわたる交流会でしたが、この経験が皆さんのこれからの画業に少しでもお役に立てれば何よりです。
遠方からお越し下さった学生の皆様、本当にありがとうございました!

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