【9/14開幕】企画展「石本正 祈りのかたち展―浜田の財(たから)とともに―2」が始まりました

9月14日(土)より石本正記念展示室にて、企画展「石本正 祈りのかたち展―浜田の財(たから)とともに―2」が始まりました。

日本画家・石本正は、法隆寺の百済観音像や救世観音像に代表されるような優れた仏像は、見る者を無限の彼方へと誘い出す偉大な力を持っていると考えていました。
彼の代表作でもある舞妓像や女性像の中には、そうした人々の信仰や祈りの気持ちから生まれる造形に感じた大きな感動によって生まれた作品も多くあります。

本展では、仏像など祈りの造形から着想を得たものをはじめ、ふるさとや身近な人への心からの祈りをこめて大切に描かれた石本作品61点を展示。
「舞子裸婦〈舞子裸像〉」一対や「二河白道」など日本画作品に加え、礎となったデッサンも多数ご覧いただけます。

また、浜田市内の貴重な文化財3点を特別展示しております。
■《紺紙金泥金剛経》伝室町時代 龍雲寺蔵(浜田市指定文化財)
■《十三佛画》伝室町時代 龍雲寺蔵(浜田市指定文化財)
■《仏涅槃図》江戸時代 淨琳寺蔵(浜田市指定文化財)

中世の教会を参考にデザインされた当館は、故郷の文化の発信、そして人々の交流の場ともなるようにという石本の願いがかたちになったものです。
そのような空間で、神社仏閣など地域の祈りの場で古くから大切にされてきた文化財と石本作品とを同時に展示し、地域や時も超越した「祈りのかたち」を探ります。

石見そして浜田市の財(たから)とともに、画家の思いをぜひ会場でご覧ください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

※作品保護のため、展示室の一部照明の明度を下げております。

*****************************

≪開催中の展覧会≫
【石本正記念展示室】「石本正 祈りのかたち展―浜田の財(たから)とともに―2」

〈同時開催〉【企画展示室・ギャラリー】「第9回 石本正 日本画大賞展」

【両展会期】2024年9月14日(土)~11月24日(日)
【時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
【観覧料】一般700円(団体600円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)
上記のチケットですべての展示をご覧いただけます。
※「しまね家庭の日」毎月第3日曜日にご家族で来館された高校生以下の観覧無料。
※「敬老週間」9月15日(日)~21日(土)《9月17日(火)は休館日のため除く》年内に65歳以上になられる方の観覧無料(昭和34年12月31日以前に生まれた方)。受付にて年齢確認できるもの(健康保険証、運転免許証)をご提示ください。

展示風景

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL