石本正 素描展「ヴィーナスを求めて」
「裸婦」
1992(平成4)年
1992(平成4)年
インフォメーション
展覧会名
石本正 素描展「ヴィーナスを求めて」
会期
2018年10月16日(火)~12月23日(日・祝)
会場
企画展示室
開館時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日休館)
観覧料
一般600円(団体500円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
※「しまね家庭の日」毎月第3日曜日にご家族で来館された高校生以下の観覧無料。
※こちらのチケットで館内すべての展示をご覧いただけます。
※「しまね家庭の日」毎月第3日曜日にご家族で来館された高校生以下の観覧無料。
※こちらのチケットで館内すべての展示をご覧いただけます。
主催
浜田市立石正美術館、浜田市、浜田市教育委員会、公益財団法人浜田市教育文化振興財団
概要
石本正にとって《女性》は聖なるもの、美しいものの象徴でした。描いても描いても尽きる事のない女性の美しさに対する感動の心。画家のその心は、若い頃から欠かすことなく描き続けたデッサンの中に集積されています。コンテを使って輪郭を太く描いた印象的な初期のものや、鉛筆の繊細な線と濃淡でやわらかな肌を表現した色香ただよう壮年期のものなど、彼のデッサンは女性たちの肌のぬくもりや息遣いをも感じさせるような独特のリアリティにあふれています。
画家が描いた一部の約1,500点のデッサンは生前に石正美術館に寄贈されていましたが、このたび画家のアトリエに残されていたものがすべて当館に寄贈され、画家が生涯に描いたデッサンがおよそ13,000枚にも及ぶことが明らかになりました。中でも圧倒的に多かったのが裸婦デッサンで、女性の美を追求しようとする石本正の強い思いがその数の膨大さからも伝わってきます。
今回その秘蔵の未公開デッサンの中から、石本自身が選定し1975(昭和50)年に発行された『石本正 裸婦―デッサン集』(新潮社)の貴重な原画をはじめ、40代頃から70代までの厳選した約40点を展覧いたします。石本正が生涯追い求めた美しい《ヴィーナス》の姿をご覧ください。
「裸婦」制作年不詳
「裸婦」制作年不詳