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石本正記念展示室(本館)
若い頃から晩年までの画業の足跡を、年間を通していつでも見ることの出来る「石本正作品選」を年4回の展示替えで開催。

 

企画展示室(新館)
石本正素描展や石本が「心の眼」で選んだ収蔵作品展、石州和紙に関する展覧会など様々な企画展を開催。

ギャラリー

石見からの文化発信の場として、絵画、版画、書、彫刻、美術工芸、写真、手芸等ジャンルを問わず、作品発表の場としてお貸ししています。個展・グループ展などにご利用ください。くわしい利用案内はこちら→石正美術館ギャラリー使用のご案内

創作室

ワークショップやコンサート、絵画教室や講演会など様々なイベントを開催します。

塔の天井画 ―900人の「描くよろこび」が実を結んだ“天井画”―

ヨーロッパ美術を巡る旅の中で、“地元の教会を地元の人たちが守り続ける姿”に感銘を受けた石本。そんな彼の「地域に根差した文化こそが最も重要だ」との強い思いからこの天井画は生まれました。石本が描いた大麻山神社の藤棚の絵をもとに、市内外の子どもから大人まで約900名の参加者が力を合わせて制作したこの絵は、人々の「描くよろこび」がつまった当館の象徴的存在です。※通常は非公開・観覧をご希望の方は事前にご予約下さい。(電話0855-32-4388)

石本正のアトリエ ―石本芸術の原点に触れる―

ご遺族様のご厚意により完成した、京都・等持院にある石本正のアトリエを模した空間です。在りし日の絵に向かう画家の姿を想像していただけるような雰囲気づくりを心がけ、床の色、物の配置など可能な範囲で再現しました。
また、美術関連図書の閲覧ができる休憩スペースを併設しています。実際に絵を描きながら聴いていたクラシック音楽が流れる部屋で、画家と共にゆったりとしたひとときを過ごすような、特別な時間をお楽しみください。

華晴苑(かせいえん) ―こよなく愛した牡丹の花―

石本正が毎年スケッチに通い続けた京都の「無二荘牡丹園」から、実際に作品に描かれた株をはじめとする13本が移植され、2016年に誕生した牡丹園です。
明治初期から代々花守を続けてきた辻尾仁朗氏のご厚意により寄贈され、第二の故郷としてこの地で花を咲かせました。長いもので樹齢100年を超える大変貴重な原種の牡丹は、開花時にはかぐわしい香りを漂わせます。画家に感動を与えた本物の花を、ぜひ間近でご覧ください。(4月中旬~下旬頃開花)

中庭のしだれ桜 ―地域の人々に愛されて―

美術館のシンボルツリーである樹齢約35年のしだれ桜。このしだれ桜を植えるアイディアは、石本先生の奥様から提案されたもので、群れて咲く桜並木よりも一本桜を好んだ孤高の画家の精神に通じるようでもあります。
岩盤の上に位置し、若木が根を張るには厳しい環境ではありましたが、地元の方々の支えもあって、見上げるまでの高さに育ちました。春になると咲き誇る桜の下で「しだれ桜コンサート」が開催され、多くの来館者の心を癒しています。

祈りの部屋 ―故郷の平和を祈って―

(左)石本正「祈りⅠ」
(右)岡崎忠雄「キリストの復活」(ピエロ・デッラ・フランチェスカ作 模写)生前、戦争による人命や文化の破壊行為を強く批判し、故郷がいつまでも平和であることを切に願っていた石本。
イタリアのサンセポルクロの街を第二次世界大戦の空爆から救ったと言われる壁画を5年かけて模写した日本画家・岡崎忠雄氏の「キリストの復活」と、故郷の将来を思い続けて描いた石本正の三部作「祈り」より「祈りⅠ」を常設展示しています。

膨大な作品群(収蔵庫) ―約14,000点の石本作品―

本館・新館にある総床面積約200坪の収蔵庫には、石本が生涯にわたり描き残した本画、デッサンやスケッチの数々を収蔵。また、石本正の作品以外にも、彼が長きにわたる画家人生の中で確かに感動を覚えた他作家の作品も多数収蔵しており、「絵は心である」という精神を、展覧会を通して伝え続けています。
〔石本正:本画(586点)デッサン他、他作家:(422点)〕

やすらぎの庭 ―四季折々の花に癒されて―

2016年の開館15周年にあわせ、画家が愛し描き続けてきた植物を植える活動を、ボランティアの方々とともに行いました。
実際に絵に描かれた「牡丹」や「アジサイ」などが植えられ、四季を通じて花々を楽しむことができる「やすらぎの庭」として生まれ変わりました。庭には、オープンテラスが設けられ、心地よい風を感じながらゆったりとしたひとときを過ごすことができます。

ミュージアムショップ

石本正の作品にちなんだグッズや展覧会図録など多数取り揃え。石見地方ゆかりの商品もお買い求めいただけます。

【公式オンラインショップ】 図録など当館オリジナルグッズを中心に販売しております。

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