インフォメーション

展覧会名

「画家の仕事・画家の道具」

出品作家

石本正/ 池田知嘉子、岩本和夫、奥村美佳、川端健生、岸本裕子、今美礼、藤本直司、船越修、牧野良美、松倉茂比古、吉川弘(50音順)

会期

2023年6月3日(土)~8月20日(日)

会場

石本正記念展示室
企画展示室

開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌平日休館)

観覧料

一般600円(団体500円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)

主催

公益財団法人浜田市教育文化振興事業団

関連行事

◆石正美術館 子ども絵画教室「みんなで伊藤若冲になろう!」
※終了しました
《日時》2023年6月17日(土)13:00~16:30
《参加費》500円
《定員》15名(要予約)
《対象》小学1~6年生(および保護者参加自由)
《講師》西久松吉雄(日本画家・浜田市立石正美術館館長)、当館学芸員
《会場》石正美術館創作室
※汚れてもいい服装でご参加ください

長い歴史を持つ日本画では、昔の作品から学んだり、絵を描くヒントをもらいながら、人々が時代を超えて伝統をつないできました。今回は、石本正も好きだった江戸時代の絵師・伊藤若冲の作品図版を見ながら絵を描きます。
画用紙に魚や鳥、植物などを思い思いに描き、最後は横長の大きな紙に全員の作品を貼って絵巻物風に仕立てます。完成作品はギャラリーの完成報告展で展示します!(※後日返却)

◆学芸員によるギャラリートーク
《日時》2023年6月24日(土)、7月9日(日)、8月11日(金・祝)
14:00~ 約40分
※参加には展覧会チケットが必要です。

概要

「画家の仕事」と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか。多くの人は「絵を描くこと」と思われるかもしれません。とてもシンプルなこの言葉ですが、突き詰めて考えるとじつに多様な側面をもっています。
島根県浜田市出身の日本画家・石本正(1920-2015)は、感動する心を大切にしながら生涯絵を描き続けた画家です。東洋西洋の美術を学び、吸収しながら“現代に生きる”自分にしか描くことのできない作品を生み出すことを目指しました。その中で、伝統的な描き方を踏襲するだけでなく、独自の技法も生まれてきました。
また、一人で制作に打ち込むだけでなく、ふるさとの石正美術館を核として、たくさんの人と共に絵を描く喜びを分かちあう石本正絵画教室や塔の天井画制作などの取組みを通して、石見地域の芸術文化の発展にも貢献しました。
本展では、当館収蔵の現代日本画家の作品も展示し、作品の描き方や道具、制作にまつわるエピソードを紹介しながら、様々な角度で「画家の仕事」を読み解きます。


石本正「副官鳥」1963(昭和38)年


石本正「ノスタルジア」2006(平成18)年


《当館初公開》石本正「ポピー」1967(昭和42)年


川端健生「こども」1967(昭和42)年頃


船越修「入江」1957(昭和32)年


吉川弘「湖畔の里」2004(平成16)年