石本正 素描展「花をみつめて」

「罌粟」
1980(昭和55)年

インフォメーション

展覧会名

石本正 素描展「花をみつめて」

会期

2019年3月26日(火)~6月23日(日)

会場

企画展示室

開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌平日休館)

観覧料

一般600円(団体500円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)

主催

浜田市立石正美術館、浜田市、浜田市教育委員会、公益財団法人浜田市教育文化振興事業団

石本正素描展「花をみつめて」出品目録 ダウンロード(PDF,158KB)

概要

鳥や舞妓裸婦の作品で脚光を浴びていた石本が、本格的に花を題材とする大作を発表し始めたのは1970年代、50歳を過ぎてからの事でした。新たな表現への挑戦のようでもありながら、女性美を見つめ続けた石本独特の目線で花の姿をとらえたそれらの作品は、花であるにもかかわらずどこか人間的な情感を漂わせるものとなっていました。
それらすべての作品は、花が与えてくれる感動の心を素直に描きとめた膨大な数のスケッチが元となって生まれています。風に揺れ、太陽の光にすける薄い花弁。今を盛りと咲く姿も枯れかけの様子もすべて受けとめ、花がさまざまに変化していく様子に女性の姿も重ねながらスケッチしていました。
本展では、石本正が最期までアトリエで大切にしていた1万枚を超える未公開の素描の中から厳選したものを中心に、彼を魅了してやまなかった牡丹や芥子などの花を展示します。石本芸術を支える珠玉の素描の数々をご覧ください。


「牡丹」1993(平成5)年


「薊」2003(平成15年)