「石本正のアトリエより ~ロマネスク素描紀行~」

「パンプロナの聖母子像」
1980(昭和55)年

インフォメーション

展覧会名

「石本正のアトリエより~ロマネスク素描紀行~」

会期

2019年10月22日(火)~12月22日(日)

会場

企画展示室

開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌平日休館)

観覧料

一般600円(団体500円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)

主催

浜田市立石正美術館、浜田市、浜田市教育委員会、公益財団法人浜田市教育文化振興事業団

概要

中世ロマネスク美術をこよなく愛し、幾度となく欧州を旅した石本正。画家の旅は、1964年に初めてイタリアを訪れてから1990年までの間に9回、延べ447日間にもおよび、イタリアやフランス、スペインなどを中心に各地に点在するロマネスク美術を見て回りました。
「中世の町もいい。写生をするのにぴったりという街がイタリアには点在している。(中略)だから行くたびに写生をしている。山にへばりつくような中世の家並み。その家の流れを、リズムを考えながら写生する。
旅行から帰ると、何人もの若者を連れて旅した疲れで、もう二度と行くまいといったんは思うのだが、一枚一枚写生をとり出して見ているうちに、また行く気になってしまう。私はロマネスクにやみつきになってしまったようだ。」(石本正「芸術新潮」1977年7月号)
本展では、長い間アトリエで眠っていた数多くの作品の中から、これらの旅の中で描かれた未発表のスケッチを中心に展示します。ロマネスクへの憧れと、対象との心の対話から生まれた作品を心行くまでご覧ください。


「ルッカ」1970~1980年代


「ピアッツァ・アルメリーナ」1976(昭和51)年