石本 正の作品

「ぼっこう」
2014(平成26)年
石正美術館が開館する少し前、石本はふるさとから送られてきた「ぼっこう(カサゴ)」の大きな口をみて、その面白い形に画家はたちまち虜になった。魚が傷んでしまってもそのままアトリエで描き続け、数日で何十枚ものデッサンができた。「この口の中に入ったら楽しいだろうな」などと思いながら描いていたと話す。
そしてぼっこうは、ふるさとが何もかも飲み込み、新しい文化を創って欲しいという願いを表した作品に生まれ変わった。